【社長ブログ Vol.13】「エコジオ工法は高い?コストとスピードのリアルな話」

こんにちは。サキタ技研 株式会社の﨑田英介です。
前回のVol.12では、エコジオ工法による現場施工の様子をご紹介しました。
今回は、よくいただくご質問――
「実際、費用ってどれくらいかかるの?」
「エコジオって高いの?」
というテーマについて、正直にお話しします。
―“高い・安い”ではなく“合理的”という考え方
エコジオ工法は、セメントなどの固化材を使用せず、自然素材の砕石だけで地盤を補強する工法です。
これにより、産業廃棄物が発生しないため、処分費がかかりません。
また、
- 仮設水道・電気の準備も不要
- GL(地盤高さ)の打合せも不要
- 騒音・振動が少ないため、近隣への配慮も安心
こうした点が評価され、
「価格だけで見れば一見高そうに思えるが、手間と工程の簡略化・管理コストの削減を含めると非常に合理的」
という声を、建築会社の現場代理人の方からもいただいています。
―実際の現場では…
たとえば、延床約160㎡の集合住宅にて、Φ320mm・長さ1.25mの砕石杭を52本施工した現場では、
朝8時からスタートし、夕方16時にはすべて完了しました。
このときの施工体制は、
- 改良機オペレーター 1名
- バックホウオペレーター 1名
- 砕石運搬兼手元作業員 1名
という、最小限かつ無駄のない体制です。
工事の内容、手順、段取りすべてにおいて、スピーディで、現場負担が少ないのが特徴です。
―まとめ:価値ある地盤改良という選択肢
私たちは、エコジオ工法を単なる地盤改良の一手段ではなく、
**「長期的に土地の価値を守る、将来の安心をつくる技術」**と捉えています。
- 廃棄物ゼロ
- 環境負荷低減
- 工程のシンプル化
- 土地の再利用も想定した工法選定
こうした視点を持つ方々にとって、エコジオは価格以上の価値を感じていただける工法だと自負しています。
次回のVol.14では、
「どんな現場に向いているのか?」――傾斜地や狭小地、造成地などの実例をご紹介します。
どうぞお楽しみに。
サキタ技研 株式会社
代表取締役 﨑田 英介