【社長ブログ Vol.20】“知らなかった”では済まされない、地盤選びの最終チェック~エコジオ工法シリーズ・最終回~

これまで11回にわたりお届けしてきた「エコジオ工法シリーズ」。
今回のVol.20をもって、一旦このシリーズを締めくくらせていただきます。
最後は、家を建てる前に**絶対に確認してほしい「地盤の最終チェックポイント」**をお伝えします。
家は一生もの。
それを支える地盤で後悔しないために、
「知らなかった」では済まされない話をします。
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チェック1:その土地、本当に“調査”されてますか?
現在、地盤調査の主流は
**「スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)」**と呼ばれる方法です。
ところが実際には、
「近くの土地で調査したから大丈夫」
「昔は畑だったから問題ない」
「以前、家が建っていたから安心」
――こうした“思い込み”で調査を省略してしまうケースが後を絶ちません。
でも、以前建っていた家がどんな構造だったのか、基礎は何だったのか、荷重は?
それが分からないまま「大丈夫」と判断するのは、極めて危険です。
“建っていた”というだけでは、何の根拠にもなりません。
だからこそ、その土地“自身”の状態をきちんと調査することが家づくりの第一歩です。
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チェック2:調査結果に合った“最適な工法”が選ばれてますか?
調査結果が出たあとの「補強工法の選択」も重要な判断です。
コストだけを見て、“とりあえず杭を打てばいい”という選び方は危険です。
たとえば、砕石だけを使って地盤を強化する「エコジオ工法」のように、
環境へのやさしさや将来の土地利用の柔軟性まで考えた選択肢もあります。
ムダなく、安全に、持続可能に。
これからの時代は、そういう選び方が求められています。
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チェック3:保証期間は“気づくタイミング”までカバーしていますか?
「10年保証」で安心だと思っていませんか?
たしかに、不同沈下の多くは建築初期に起こるとされています。
でも問題は――
それに気づくのはずっとあと、20年後や30年後というケースがとても多いということ。
リフォームのタイミングで、業者から
「家が傾いてますね。地盤補修しないとリフォームできませんよ」
と指摘されて初めて知ることも少なくありません。
その時すでに保証が切れていたら?
地盤補修費用はすべて実費です。
だからこそ、サキタ技研では第三者保証機関による「35年保証」を超おすすめしています。
気づいたとき、保証があるかないか――
その違いが将来の安心を大きく左右します。
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地盤は「家づくりのスタート地点」
オシャレなデザインや高性能な断熱材よりも前に、
まず確認してほしいのが「地盤」です。
完成後には見えない場所だからこそ、
家族の未来を支える“本当の基礎”として、地盤と向き合うことが大切だと私たちは考えています。
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最後に
全11回にわたってお届けした「エコジオ工法シリーズ」。
お読みいただいた皆さまに、心から感謝申し上げます。
そして先日、YouTube撮影でご一緒した三矢建築さんのお施主様も、
金額だけではなく“地盤の安心”を大切にされ、エコジオ工法を選んでくださいました。
私たちが直接提案したわけではなく、建築会社を通じて自然に選ばれたことに、
この工法が「選ばれる理由」を実感し、とても嬉しく思いました。
これからも、私たちは地盤と真剣に向き合い、
お客様にとって本当に意味のある工法・保証・提案をお届けしていきます。
節目としてのVol.20ですが、
書きたいことは、まだまだ山ほどあるのが本音です。
そして、近々YouTubeで「お施主様インタビュー動画」を公開予定です。
実際にエコジオ工法を選ばれたお施主様のリアルな本音を、そのままお届けします。
ご検討中の方にも、きっと参考になるはずです。ぜひご覧ください。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
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サキタ技研 株式会社
代表取締役 﨑田 英介