【社長ブログ Vol.105】足し算の組織より、掛け算の組織へ

会社の成長を考えるとき、私は「足し算の組織」ではなく「掛け算の組織」を目指したいと思います。
足し算の組織は、それぞれの力を合計しただけ。
一人ひとりが3や4の力を出しても、結果は7にしかなりません。
しかし掛け算の組織は違います。
3と4が掛け合わさると、結果は12になる。
これがシナジー効果、つまり相乗効果です。
サキタ技研に置き換えれば、電気工事・土木工事・地盤改良を別々に動かすのは足し算。
でも最初から計画を共有し、協力し合えば掛け算の成果になり、
お客様にとっても「任せて良かった」と思っていただける結果につながります。
ただし、掛け算には大きな注意点があります。
それは「どんなに大きな数字があっても、ゼロをかけるとゼロになってしまう」ということ。
つまり、誰か一人がゼロ(無関心・無責任・不参加)になると、
組織全体の力が一気に失われてしまうのです。
だからこそ大切なのは、ゼロをつくらない仕組み。
挨拶や整理整頓、安全確認といった「面倒でないこと」を継続し、
仲間同士で声を掛け合い、支え合うこと。
そうした小さな積み重ねが、ゼロをなくし、掛け算の力を最大化します。
プロだからこそ細かいことに気を配る。
面倒でないことを続ける。
その積み重ねが、サキタ技研の信頼とブランド力を育てていくのだと思います。
足し算から掛け算へ。
そしてゼロを生まない組織づくりを。
これからも皆で挑戦していきましょう。
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サキタ技研 株式会社
代表取締役 﨑田 英介